「あ、小花。今のうちに飲んどく?夜に抜け出せるか分からないし?」 珪くんが私に腕を差し出す 「そうだよね。じゃ、飲んどく」 差し出された腕を取る では、いただきます… が、その時 「お前ら、イチャついてないで課題をやれー!」 数メートル先の、燐と棗くんを注意する先生の声が聞こえた 仕方がないのでお食事を断念する 「はぁ…あのバカップル目立ち過ぎ」 「うぅ、飲めなかった…」 せっかくのチャンスだったのに 仕方がない、夜に抜け出せることを祈ろう