「大丈夫よ?そのうち慣れるわ。それに、大好きなミヤちゃんのためだもん。ミヤちゃんが死んじゃう位なら、多少の痛みには耐えられるわ」

「琴ちゃん…私も大好きよ!」


我、母親ながら凄い愛を感じる…

でも、そっか
俺も小花の為なら多少の痛みなら耐えられるかもな

小花の生死に関係してくるなら尚更だ


「…珪ってさ、小花ちゃんのこと好きなの?」

「!?」


不意に問われた言葉に
ビクッとなる体


「え、そーなの?!珪くんったら小花のこと好きだったの?」


母さんの不意な質問に乗ってきた、小花のお母さん

興味津々の母さん's
あー…居心地悪い


「さぁーね?わかんない。じゃ、俺は先に家に帰るね」


言えない
言えるわけない
だから、俺は逃げた


俺が逃げた後の部屋で母さん'sがニヤニヤ笑っていたなんて、逃げた俺が知るわけなかった