「ありがとうね、珪くん」

「いえ、大丈夫です」


リビングに行くと小花のお母さんがお茶を煎れて待っていた


「で?何があったの?」

「実は…」


俺は、さっきの出来事を話す

小花以外の吸血鬼の存在
その吸血鬼に餌になれと言われたこと
すべてを話した


「なるほどね…小花は、その吸血鬼の眼力にやられたのね。納得、納得」


大体話を終えると、小花のお母さんは状況を理解したらしい

ここで、俺は気になる質問をした


「吸血鬼の覚醒時に…造血族が死にやすいって言うのは…」

「…うん。それは本当よ?」


あの先輩が言ってたのは本当だったんだ