おまえ、知らないだろ

俺が、お前の無防備な姿を見るたびに理性と戦い続けてることを…


「ン…珪…くん」

「!?」


いきなり呼ばれて驚いた
が、小花は起きてる様子がない

…寝言?
寝言で俺の名前呼ぶとか…

うん、無理
我慢なんてできない

俺は小花に近付き、顔を覗き込む
うん、熟睡してる


そんな熟睡の小花の唇に
俺の唇をそっと触れさせた