「じゃぁ…お詫びに何してくれる?」

「え?…生徒会の雑用?」


生徒会の雑用ねぇ
菊宮のこともあるし生徒会室には入れたくないなぁ


「生徒会の仕事は間に合ってるし…」

「うーん、じゃぁ…何?別に珪くんの広い心で寛大に許してくれてもいいんだよ?」


それじゃ、面白くない


「じゃぁ、キスしてよ」

「え?」


ポカンな小花


「…そんなんでいいの?」

「は?」


今度は俺がポカン

"そんなんでいいの?"
って、もしかしてオッケーなの?

俺はもっと慌てふためく小花を期待してたんだけど…

まぁ、いっか


「うん。キスしてくれたら…許すよ?」

「わかった」