「真菜、どうした?」
「いや、柴崎先輩。来ていたんだって思って…」
「柴崎先輩?」
「あぁ、旭は見たことなかったっけ?」
真菜は窓の方に指を差した。
私は真菜が指を差している方を見ると、女子の固まりだらけだった。
「柴崎呉羽先輩、私達の一個上なんだけど結構有名だよ?イケメンのサボり魔の遊び人って。」
柴崎先輩…、今まで蓮しか興味なかった私は、そんな有名な人なんて興味なかった。
そして、女子の固まりの隙間から先輩の姿が見えた。
…嘘っ。あの先輩って。
「旭、たとえイケメンでも遊び人は駄目…って旭?」
あの先輩は…
昨日の公園にいた人だ。

