だが、彼女は優しくニッコリを微笑んで、私の手を優しく包むように握った。
「…旭ちゃんって呼んでもいい?私のことは美鈴って呼んでほしいなぁ。」
「えっ、あぁ…うん。」
段々と小声になって答えると、彼女はパァと顔が明るくなった。
「ありがとう!!よろしくね、旭ちゃん!!」
…なんて可愛い子なんだろう。
まるでおとぎ話に出てくるお姫様みたいだ。
そして、そんなお姫様の隣には王子様がいる。
「お前、昔、人見知り激しかっただろ?だから、美鈴ちゃんと仲良くできるか心配だったけど、仲良くなれてよかった。」
そう、優しくて、…残酷な王子様が。

