【短編】私が先輩を好きな理由


踏切を渡る。

その先には道が3つに分かれていた。右と左と前。


「私は左に行きますから。あなたは前に行ってください。」

「前は道が狭いから左に決まってるじゃん。」

「私だって前は嫌ですよ。」


私たちは左に曲がった。