誠を貫け




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山崎side




沖田さんが去っていった後。




猫姿の梓様を見た。




“1人にしてはダメ”




そうだ。



梓様は寝起きの時は
極度の寂しがり屋だった。





お忙しかった隆叉様と杏菜様。




幼い頃から目が冷めれば隣に2人がいない日々が続き、たまに発作のようになった。





それからは毎日のように起きれば
俺に抱き付いて、
落ち着けば笑顔で礼を言う。




何故、思い出せなかったんだ。