紗『きゃあぁぁぁ‼︎』


雷が落ち、紗英は塵となり跡形もなく消えた。



雪『ハァ…ハァ…ハァ…』


相当体力を失う技を使い、
雪は肩を揺らしていた。



そして私の方に向いた。



雪『梓、今から言うこと、忘れないで。』



梓『雪…?』



雪『梓、鬼族が動き出した。金澤があんたを捜してる。梓、金澤を倒すまで死なないんでしょ?だったら生きて。』


梓『雪…あなたまさか…』


雪『今までありがとう。梓と親友になれて嬉しかったよ。うちらの長は梓だけだよ。あんたには他に仲間がいる。愛してくれる人がいる。ついて来てくれる人がいる。梓は恵まれているんだよ。それを忘れないで。……皆梓を頼んだよ。さよなら。』



梓『雪…』