誠を貫け





梓『言わないでおこうと思ったんですけど、私は平助が好きです。いつの間にかあなたを好いていました。でもこれを言うと平助は決心が鈍る。せっかく自分で決めたのに鈍ると思ったから…』


藤『梓‼︎』


ギュッ


梓『離してください…。平助…』


藤『やだよ。』


梓『え?』


藤『ごめんな。お前をこんなに追い詰めてたのか、俺は。ごめんな。』



梓『平助…』