誠を貫け




藤『梓、ちょっといいか?別の部屋いきたいんだけど…』


梓『……分かりました。』


平助に話しかけられ、
目を逸らしながら返事した。


梓『お里さん、向かいの部屋空いてますか?』


里『へぇ、空いてますぇ』


梓『使わせてもらいますね?』


里『分かりました。』


芸妓さんに許可を取って
私と平助は向かいの部屋に移動した。