誠を貫け




そこに平助と斎藤さんがつく。


私は部屋で膝に顔を埋めていた。


また、仲間を失うのか…


救えないのか…


絢『梓様…』

琥『大丈夫なのか?』

朱『絢音、琥珀、今はそっとしといてあげよう。僕達には何も出来ない。』


絢『そうね。私達は梓様を守るだけしか出来ない。私達が関わったら余計梓様が辛くなってしまう。』


琥『…………。』


朱『琥珀、僕も悔しいんだよ。お前だけじゃない。梓様はもっと悔しいはずだ。今はその気持ちと戦ってる。』