誠を貫け




近『伊藤さんはちょっと出かけててな。』



梓『……そうですか。』


私はふと前に烝から言われた事を
思い出した。


もしあれが本当ならば
伊藤さんは今、長州と
話し合っているのかも。


土『どうした?』


梓『いえ、なんでも…。少し休んできますね』


私は笑みを浮かべて
部屋を出た。