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「「・・・・・・。」」


レストランを出てからも無言で歩いている。
なんとなく気まずい空気がふたりの間を漂っている。

「あのさ、オススメの場所行かない?」

そんな沈黙の空気を破ったのは岩崎くんだった。

「・・・うん、行く」

岩崎くんの後ろについて歩く。
大分イルミネーションから離れ、暗いところに来た。

「・・・着いた。後ろ見て!」

言われるがまま後ろを振り向く。

「・・・うわぁ…きれい…!」

間の前の世界は、様々な光の生き物たちや植物、記号が重なりあって、まるで別世界のようになっていた。

あまりにも綺麗な重なりあいに目が奪われる。

赤い光によって作られたハート、
黄色い光によって作られたバンビ、
青い光によって作られたバラがいい具合に重なって、それぞれがそれぞれを引き立てている。

イルミネーションに釘付けになっていると、

「・・・あのさ、聞いてほしいことがあるんだよね」

真剣な声で話しかけられた。

「・・・うん。」

だから、私も岩崎くんの方に向き直り、真剣な態度で返事をする。

「実は、・・・・・・」