この前小学生と話したばかりの内容。
タチバナが扉の前を退く。タクトも靴を脱いであたしの隣を通り抜けた。
「ちょっと行ってくる」
ブーツを履いていたあたしは迷わず足を踏み出した。「おいクラギ!」と呼び止める声を背中に受けながら、外に出てエレベーターを見ると上がってくるのが見えた。
仕方がない、階段を使おう。
すぐ隣にある階段を使って降りた。
…失敗した。
「どこ行くの?」
にっこりと笑顔を見せたミカミ。なんでこのタイミングなんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…