肩胛骨あたりを噛まれて、目が覚める。視界に映ったのは床に落ちた下着。 またミカミの部屋。 ちゅ、とまた肩胛骨を吸われて、肩が震える。そこに何があるのか思い出して、振り向いた。 「ちょっと、」 「うん」 「汚いから、やめて」 根性焼きの痕。身を捩ってそれから逃れようとする。 そこで時計が目に入って、もう昼過ぎなのがわかった。最近こんなのばっかりだ。 あたしを樹海に捨てた男を笑ってられる場合ではないんじゃないか、とも思い始める。 特に、体育とか。