ファーストフード店に移動したあたしたち。


先に帰っていたみたいで、熊田くんはもう既に席で待っていた。


4人で他愛もない話をして、あっという間に時間が過ぎてしまった。






同じクラスだったとはいえ、五十嵐くんとはほとんど話したことがなかった。


五十嵐くんは無口なのか、喋っているのは麗ちゃんと熊田くんばかり。


なんだかダルそうだし、この場にいるのが面倒くさそうに見えた。


やっぱり、付き合うっていうのはなかったことにしてもらおう。


今の感じだと、


五十嵐くんも、きっとそう思っているはず。