「あっ……あの、五十嵐くん」



「なんだよ」



鋭い目でジロッとニラまれ、なにも言えなくなってしまった。



う…わ、言えない。



今さらなんだよ!って怒られたらどうしよう。



「なんでも…ないです」



きゃー、麗ちゃんのバカ!



こんなあたしが、五十嵐くんと付き合えるわけないから。








「さ~、行こ~う!」



麗ちゃんの掛け声と共に、



あたしたちは、駅前にあるファーストフード店に移動することになった。