みんなに祝福され、みんなに見送られ、私と太陽は太陽のお家に帰った。

「芽唯、改めて、卒業おめでとう。」

そう言って太陽は綺麗な花束を渡してくれた。

「うわぁ、綺麗。ありがとう。」

「あと、これ。」

次はポケットから小さな箱を取り出した。

「これって…」

「左手、出して?」

私は言われるがまま左手を出した。

そして太陽は小さな箱からキラキラ輝いている指輪を取り出し、私の左手の薬指にその指輪をはめた。

「もぉ、芽唯は俺のもんって堂々と言えるんだな。」

「太陽、私すっごく嬉しい。太陽とこうしていられることが本当に幸せ。太陽のお嫁さんになれることはもっともっと嬉しい!!」

私は太陽が愛おしくなり、抱きついた。

抱きついた私をぎゅってしてくれる太陽。

太陽の温もりが大好き。

「俺のお嫁さんが芽唯だなんて、本当に嬉しすぎるよ。俺だって。
絶対、世界一幸せにするからな!俺が、幸せにするからな!!だから、絶対俺から離れんな!」

さっきよりも強く私を抱きしめてくれる。

「ちゃんと、しっかりつかまってるよ。絶対に離さない。太陽、大好き。」

私は、太陽の目をしっかり見て言った。

「俺は、愛してる。」

そう言い私にキスをした。

私たちは見つめ合った。

最高に幸せと言うように。