放課後、キミと2人

それからこんな毎日が続いた。


放課後が今まで以上に待ち遠しくなっていった。


普段はあまり話す機会がないけれど、放課後になれば日誌を書きながら会話を楽しむことができる。


これまで1日で一言でも話せたら充分だったのに、たくさん話せる。


幸せすぎる!


だけど、こうやって近づくことで


「もっと佐渡くんに近づきたい」


と思うようになってしまった。


幸せを感じすぎると、もっととさらに願うようになってしまうんだ。


佐渡くんの優しい一面を見ると、もっと佐渡くんの一面を見たくなる。


どんどん欲張りになっていくのがわかった。