放課後、キミと2人

一瞬、思考回路が停止してしまった。


今、なんて言った??


…好き?


佐渡くんが…私を??


ゆっくり振り返ると、佐渡くんが耳まで真っ赤にして立っていた。


それを見て私はようやく理解した。


信じられない…。


「委員長に立候補したのも…実は前野との接点がほしかったんだ…。ごめん、気持ち悪いよな……」


私は首を横に振った。


信じられない、佐渡くんが私を好きだなんて。


しかも委員長と副委員長になる前からだなんて…。