「――そうだね」 「これから、もっともっと一緒にいよう」 その言葉に嘘や偽りはこれっぽっちもなくて。 あたしは小さく頷いた。 手をつなぎ廊下を歩くあたし達を、みんなが羨ましそうに見てる。 そして、あたしもその中の1人になるだったはずなのに。 あたしだけが甘い言葉をもらってる。 それだけで、幸せじゃん。 先のことなんて、なにも考える必要なんか、ないんだ。