大原さんの教室? この教室に、大原はあたしだけなはずなんだけど。 じゃああたしに用? 入り口を見ると、上級生らしい綺麗に着飾った女の子が2人が立っていた。 ……え、怖い……。 「大原さん、いる?」 「……あの、あたしに何か……」 そーっと前に出ると、先輩達がズカズカとあたしのところまで歩いてきた。 「ふーん。あなたが大原千亜樹?」 「は、はい。えっと……」 うわぁ、すごい見られてる。