「それで、考えたんだけど」 そんな声と共にギシッとベッドが軋み、 あたしの身体の横に立川先輩が手をついて、 太ももの間に割って入った膝。 「えっ――……」 「俺たち、いろいろと順番おかしいからさ、これでチャラにして」 チュッと音を立てて離れた唇。 「もっと恋人らしいこと、するべきだと思うんだよね」 「恋人らしい、こと……?」 とろんとした瞳で立川先輩を見る。