「……正直に言ったら、付いて来る?」 「どこに行くんですか?」 頷いて聞いたあたしに、立川先輩が再び口を開いた。 「――保健室」 「なんでここなんですか?」 保健室に着いたあと、ベッドに腰掛けながら問いかけた。 別に、言ってくれればすぐについて行ったのに。 「ん?ここのほうが、話しやすいと思って」 「話しやすい?」 「うん。――今後についての話」