「立川、先輩……」 「もしかして体調悪い?保健室に行こうか?」 「え、い、いえ……」 あたしを運ぼうとする手を拒んだ。 それより、あたしには聞きたいことがある。 「あの、立川先輩」 「ん?なに?」 「あたし、どこで倒れたんですか?」 立川先輩の顔を見上げたら、ちょっと困ったように笑っている。