泣いちゃうよね、あれは。 みんなに祝福されて、幸せだよあたし達。 「そうだね、すごく幸せだね」 ゆっくりと抱き寄せられたあたしは、お色直しの薄いブルーのドレス姿。 「俺の奥さんになってくれて、本当にありがとう」 改めてそんなことを言われたから、あたしの瞳からまた涙が溢れた。 かっこよくて何でもできて。 欠点なんてない晴真があたしのことを選んでくれるなんて、奇跡みたいだよ。