嘘つき*シュガー






晴真先輩の口から紡がれた言葉が、真っ直ぐあたしの中に入ってきた。




とろけてしまいそうな、甘い言葉。




優しい笑顔。




すべてがあたしのモノになるなんて、夢のよう。




「晴真先輩、」



「ん?」



「大好き」




あたしの口から伝った言葉に、晴真先輩が微笑んだ。




「『一生千亜樹さんの一番をもらいます』って付け足さないと」



「へ?」




なんだかこれから先も、晴真先輩のペースに巻き込まれる予感。