あんなことされちゃうくらい、あたしが晴真先輩と付き合うことをよく思ってない人がいるんだ。 ……あたし達の関係を受け入れてもらえるはずない。 周りの人たちがあたしを睨んでるように見えてあたしが俯きかけた、そのとき。 ーーパチパチパチ 小さな拍手が聞こえた。 ーーえ? 顔を上げるとそこには……。 「奈々、弥……」 「よかったね、千亜樹」 「おめでとう」 そう、笑って拍手をする2人がいた。