「ツラいこともあるかもしれないよ?階段から落ちたのだって、俺のせいなのに」 晴真先輩の言葉に、あたしはちょっとだけびっくりした。 ……晴真先輩気づいてたの? もしかしてあの女の子に聞いたの? もちろんツラかった。……だけど。 「それでもいいの。晴真先輩の傍にいられるだけで、」 あたしは幸せなんだから。 晴真先輩に伝わるかな、この気持ち。