……わかんないよ。 どうしたらいいかわからず、あたしはただ頷いた。 「うん、よかった」 それに満足したのか、また立川先輩はあたしを抱きしめた。 「でも、安全のためにも子どものことは誰にも秘密ね」 「はい……」 「これからは、できるだけ傍にいるから」 立川先輩の言葉に、頷いた。 まさかこんなことになるなんて、あの頃のあたしは思ってもいなかったはず。