「そ、そんなわけ……」 「嘘、ついてたんだ」 「う、そ?」 「子どもがいるなんて、嘘なんだ」 晴真先輩の言葉に、あたしは何も言うことができない。 嘘でしょ……? あたしのお腹に、子どもがいないなんて……。 じゃああたしは、今まで何に悩んできたんだろう。 そしてもうあたしは、晴真先輩の隣にはいられない――? 「千亜樹ちゃん、俺……」 「どうして……」