「幸い骨折はしてないみたいだけど、身体をたくさん打ったって」 「え?」 「だから安静に……って千亜樹ちゃん?」 晴真先輩の言葉に、あたしから血の気が引いた。 身体をたくさん打った? それじゃあ……。 「……んは?」 「え?」 「あたしの赤ちゃんは!?」 グイッと必死に晴真先輩のシャツを掴む。