「―――っそんなこと……」 言われたあたしはかぁぁと頬を赤く染める。 第一声がそれですか。 みんなが見てるとか、そんなの関係なしに晴真先輩は甘い言葉をくれる。 きっと、みんなから羨ましいって思われてるんだろうな。 あたしだって、まだ夢見てるみたいだもん。 「ないと思う?残念だけど、ずっと千亜樹ちゃんに会いたくて堪らなかった」 「え……」 「同じ学年ならよかったのに」