「ち・あ・き♪」 目の前には、気持ち悪いくらい笑顔が輝いている奈々。 「いったいどうしたの?」 なにか嬉しいことでもあった? あ、今からお昼だから? ゾロゾロとした人の流れの中、あたし達はいつも教室でお弁当を食べる。 「立川先輩とラブラブみたいじゃないっ」 「ぶっ……」 突然の発言に、あたしは飲んでいたアップルジュースを吹き出した。