嘘つき*シュガー





「うっ、それは、」



「違うから。俺は、千亜樹ちゃんが好きだから優しくしてる」




今までの不安を一瞬で溶かしてしまうような、魔法の言葉。




悩んでたのが、バカみたいに思える。



あたし、こんなに愛されてるんだ。




「うぅっ、晴真先輩……っ」



「えっ?なんで泣くの!?」




ポロポロ涙を流すあたしに、
オロオロの晴真先輩。




――好き。