嘘つき*シュガー






すぐに後悔が押し寄せてくる。




やっぱり、重かった?



好きなわけ、ないか。




大切だって言ってくれたのは、子どもがいるから。




ただそれだけだよね。




――こんなこと、聞くべきじゃなかったね。




「……ごめんなさい、あたし……」



「好きに決まってる」




“こんなこと聞いてごめんね”



そう言う前に、晴真先輩の言葉が胸を貫いた。