「気のせいじゃない?いつもと変わらないよ」 「そうか?」 「うん」 そう言ってはみたものの、なんだか身体が重い気もするような……。 っていうかもし体調悪くても、今日だけは――。 「お前、やっぱり体調悪いんじゃ……」 「――大丈夫だよ」 元輝の言葉より先に、口を開いた。