「応援、してくれるか?」 「え?」 唐突な質問に、あたしは弥を見た。 「今日の立川先輩との勝負、俺のこと応援してくれるか?」 「え……」 どうしてそんなこと、今あたしに聞くの? あたしが好きなのは晴真先輩なのに。 「……ま、そんなの答えられないよな」 小さく笑って、弥が立ち上がった。