「晴真先輩!?」 「ちょっと、じっとしてて」 「えっ……」 綺麗な瞳を伏せて、長いまつげが見える。 そのまま晴真先輩が、あたしの首筋に顔をうずめた。 ―――はい? こ、この状況はいったいっ!? 体温が上昇して、恥ずかしくなってきつく目を閉じる。 だめだ、ドキドキうるさい……。