ズキリと胸が痛んだ。 わかってる。自分勝手だって。 自分がいいように、千亜樹ちゃんを巻き込んでることも。 わかってるけど、もう引き返せない。 「なぁ、雅」 「ん?」 「ごめんな」 俺の言葉に、雅は笑った。