恋愛編歴

「さようなら、またな」

マコトが笑顔で手を振る。

「さようなら、またね」

私も、手を振る。


マコト、楽しかった。
大好きだよ、と
純粋にそう思って手を振る私は
もう、そこには、
どこにもいなかった。
笑ったつもりだけど、自信はない。

マコトは気付いているんじゃないだろうか。
また明日、が
たぶんないことを。

楽しい最後のデートの帰り道
私は、ちゃんと笑えて
手を振れただろうか。


たぶん、答えは聞けない。

ごめんね。


ごめん。



本当に、ごめんなさい。