そう思っていた俺を変えた理由。 潤の彼女の友達が“あの子”だったからだ。 驚いたと同時に、チャンスだと思った。 そして一緒に暮らしはじめると、もっと好きになってしまったんだ。 俺の特別になった、田崎奈緒。 ある日俺は、いつも敬語なのに「ありがとう」と笑った奈緒に完全に心を奪われてしまった。 「キスしていい?」と聞けば、顔を赤くする奈緒。 狙ってやってんのかと思うくらいに、可愛すぎる反応だった。