翌朝目覚めて、洗面所に向かう。 顔を洗って鏡を見ると、どこかスッキリしたような自分の顔。 葉月のおかげで少し気持ちが楽になったのかもしれない。 何より、会えるかもしれないことに嬉しさを覚える自分。 会社の前で待っとくべき? こんなに積極的になれたことって今までにあったかな…? それくらい亮佑さんは、あたしにとって大きくて、大切な存在になっていた。