ナナメ45゜、キミとkiss。~夜も昼も放課後も~【短編.完】

普段は別に嫌でも何でもないけれど、好きな人の前で他の男の子と抱きつく気にはなれない。

直ぐ様純也の胸元を押し退ける。


「帰るぞ」


すると、案外すんなりと身体を離してくれた純也。

けど、純也は直ぐに私の手首を掴み、歩き出した。


抵抗しても離してくれないというのは長年の付き合いで解る。

だから、そのまま大人しく着いていく事にした。


こんなお別れの仕方は嫌だけど、

「統真くんまた明日!ごめんね!」

そう言って、統真くんに手を振って公園を後にする。



帰り道、純也にしつこく何か言われてたけど、私の頭の中は統真くんの事で一杯だった。


最後、統真くんは笑顔で手を振り返してくれたけどどこかぎこちなくて。

もしかしたら純也の態度に怒ったのかもしれない。

だとしたら明日謝らないと……



その日の夜。

統真くんの事が頭から離れなくてなかなか寝付けなかった。