翔「……これが俺と煇の過去。 だから見分けのつくように俺は自分のことを俺って呼ぶようになったんだ。」
俺はこのとき 試していたんだーー。
安里がなんていうかって。
安「そっか…辛かったね…」
なんだよ。 お前に俺の気持ちがわかるわけねぇだろ。
……やっぱりこいつも他の女と同じかよ。
翔「…お前なんかに…っお前なんかに俺の気持ちがわかるわけ…「なんて言うと思った〜？？」……」
は？
安「…何て言うかさ、大変だったね〜としか言えない。 だって、私は翔がどんな思いで奈々さんの告白をうけて、どんな思いで奈々さんに裏切られたかしらないもん。 どれくらい辛かったかなんて翔の心の痛みは私にはわからない。 “辛かったね。” この言葉を言えるのは翔の心の痛みがわかる人だけだもん。
だから今言えるとしたら 大変だったね としか言えないな♪」
あぁ。やっぱりこの人は違う。
もう一度。もう一度だけ。
人を信じてみても
いいですか？
〜〜翔side end〜〜
