「い……いつの間に服着たの!?」 「さぁ、いつでしょう」 そう言って、濡れたまんまの私の手を掴んだ。 「……ちょっと……」 「……お前のせいで今日は疲れた。」 志木が顔を近づける。 嘘……。 キス……される……? 私は志木の手を振り払った。 「……洗い物終わってからにして。」 「……ちぇ」 コップをいつもより丁寧に洗う。 心臓が飛び出るくらいドキドキしてる。 どうしよう……。 志木の気持ちも知らないのに、キスしちゃうの……?