「……でも…………俺は…………」 「……私には、これ以上、ヒトを許すことはできないよ。 お前が帰ると言わぬなら……」 その瞬間、俺の横を通り過ぎ、紅葉の首に鋭い爪を立てた。 「紅葉!!」 丙はそのまま紅葉を屋上の端に連れていった。 「この娘を殺す。」