「じゃあ次15番のペア!!」 すっかり日は暮れてしまった。 隣にいる志木は冷や汗をかいていて、少しつらそうだ。 志木のペアが私だと分かったときの女子のちょっと安心した感じがすごく悲しかった。 『小野寺くん』は私なんかを好きにならんだろうと思ったのでしょう……。 私可哀想……。 「16番のペア出発!!」 声に反応して志木が歩き出す。 私も志木の後に続いた。